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2010年05月29日

品質管理の教え方(設計書)

前回の続き。

いざテスト仕様書を書くとして、ポイントは2つあると思います。

まずはテストの視点。例えば数値入力箇所があった場合、そのテスト項目として
考えられる点としては、
・数値を入力した場合、異常をきたさないこと。(DBに登録したらエラーにならない等)
・数値以外入力できないこと
・最大値/最小値
・小数点は入力した場合の処理
などなど。こういった視点は書籍などでよく書かれてますが、いざやろうと思っても
抜けることが多々あります。そういった点をきちんとチェックしてあげることが重要。

もう一つはテスト仕様漏れを起こさないこと。
テスト仕様書って何を基に書きますか?
若い人によく見られるのが、作ったプログラムを基にテスト仕様書を書くケース。
これでは全くテストになりません。
テスト仕様書の基となるのは、当たり前ですが、設計書です。
テストというものは、作成したプログラムが設計書通りに動くことを確認するために
行うものです。この点も頭ではわかっていても、なかなかできません。
なので、これも実際にやらせて、それをチェックし間違いがあればきちんと指摘し、
何度もやらせることが必要です。

ソフトウェアのV字モデルを聞いたことある方は多いと思いますが、このようなことを
して初めてこれが理解できます。



特に大手SIではISO9000に準拠した品質管理を行っているところが多く、そのベース
としてV字モデルがありますから、そういったところを相手にしているソフトハウスでは、
その理解が役立つことと思います。


  


Posted by 福岡で働くIT屋 at 17:39Comments(0)IT