2010年12月12日
公益法人のIT化の実態?
先日、とある関係で福岡市内にある某公益法人TOPの方とお会いする機会がありました。
公益法人といっても規模的には中小企業と変わりません。設立からもうすぐ50年を迎える
らしく、古い体質の中でそのTOPの方はIT化を進められているというのを事前に聞かされて
いたので、一つの事例として楽しみにしていました。
が、実際に話を聞いてみると。。。現在のITの状況について全くご存じない。。。
例えて言うなら、「うちはパソコンを入れて、IT化の先端を行っている」といったレベル。
まぁ、勘違いというと可哀想ですが「IT」というだけで毛嫌いする古い経営者ですね。
それでも素直に知りたいという姿勢を出してもらえればこちらもそれなりに話すことも
できたのですが、そういう態度も無い。それどころか、ITに関わる人間を人間として見て
いないと感じられることが話の節々に。
その法人にも一応情シス部門があるらしいのですが、そこの人達がよく出社できなくなる、
辞めるらしい。そんな人達を見て、「ITをやる奴は変な奴が多い」と。(まぁ変わった人は
多い(笑)ですが、そんな「変」な人はいないと思うのですがね)
話の内容を纏めると、TOPとしてIT化を叫んではいるが、業務部門(所謂古い士業)の方々は
当然抵抗するし、全体を見ない、システム要件はコロコロと変わり収束しない。それに対して
TOPはそういう非協力的な業務部門を説得するのではなく、その人達の肩を持ち、逆に
纏められない情シス部門の人達を叱責し、無能呼ばわりする。その為情シス部門の人達は
精神的に追い詰められ、法人内に頼る人も無く、潰れていく。ということが繰り返されている。
けど、自称(?)「ITに理解があり、IT化を進める経営者」。
ITに関わる人間として、話を聞いていて正直怒りと悲しみを感じました。今でも心に何かが
引っかかった気分です。
ちなみにその法人は福岡の一部上場企業を始め、主たる大企業の部長クラスが非常勤理事として
名を連ねており、県や市からも補助金も出ています。そのTOPからは結局「公益法人として、
県民・市民に対して如何に貢献していくか」という話は全く出てきませんでした。
これが全てではないでしょうが、公益法人と呼ばれる組織の実態を垣間見た気がします。