2011年02月09日
読書記録:『人生論』
本棚を整理してたら奥の方から出てきて、読み返してしまった本。
デール・カーネギーの2大ベストセラーである『人を動かす』『道は開ける』からの抜粋・再編版です。
この2冊は既に読んだことがあるという方も多いはず。本書はそこから本当に必要なポイントを
抜き出して再構成したいわば簡略版とも言えるものです。
『人を動かす』『道は開ける』ともに読んでみると簡単に思えることばかり。本当にそんなことで?
と感じる人も多かったのでしょう。様々な実例が挙げられているのはそのためかと思います。
そしてそれを実生活で実行しようとすると、本当に難しく、またすぐに成果を得られるものでもないため
ついつい忘れてしまいがちになります。
その点、本書は4部構成、全21章でページ数は250ページ程度なので、気になったときに
さらっと該当する章を読み直すことができます。
また、そのためのインデックスとして(?)、巻末に2ページで要約が纏められてるのも便利ですし、
これを時々でも見て、自分の行動を振り返ることを繰り返せば、徐々にでも進んでいけるでしょう。
私はこれをEvernoteに写して、iPhoneからいつでも見れるようにしました。
そうでなければ手帳に書き写して持ち歩くのも構いません。
参考までに要約を以下に記します。
この中で気になるキーワードがあれば、本書のその部分だけでも読んでみてはいかがでしょう。
-人生論 要約-
●「道は開ける」からの原則
1.他人のまねをしない。
2.仕事中の正しい習慣を身につける。
a.当面の問題に関係のある書類以外は全部机上から片付けよう。
b.重要性に応じて物事を処理すること。
c.問題に直面したとき、決断に必要な事実を握っているのだったら、即刻その場で解決すること。
d.組織化、代理化、管理化することを学ぼう。
3.リラックスして仕事ができるようになろう。
4.仕事に情熱を傾けよう。
5.不足を数えるな。恵まれているものを数えよう。
6.不当な非難は、しばしば擬装された賛辞であることを忘れない。
7.最善を尽くそう。
●「人を動かす」からの原則
1.批判も避難もしない。苦情もいわない。
2.素直で、誠実な評価を与える。
3.強い要求を起こさせる。
4.誠実な関心を寄せる。
5.重要感を与える-誠意をこめて。
6.相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
7.おだやかに話す。
8.相手が即座に”イエス”と答える問題を選ぶ。
9.相手に思いつかせる。
10.人の美しい心情に呼びかける。
11.遠まわしに注意を与える。
12.まず自分の誤りを話した後に、相手に注意を与える。
13.命令をせず、意見を求める。
14.顔をたてる。
Posted by 福岡で働くIT屋 at 07:39│Comments(0)
│本