2011年01月19日
『クラウド』のCMについて思うこと
以前も書いたかもしれませんが、『クラウド』の言葉を全く見ない・聞かない日は無いくらい
流行語(?)になってますよね。一応IT業界に居る身としてはそれを実現する技術的なことや
利用手段などについて書籍やネットでチェックはしてます。
その中で、最近メーカのテレビCMでクラウドを前面に出しているものを見かけます。
空に浮かぶ雲からデータが降ってきたり、データセンターの堅牢さを説明したり。。
でもこれって誰を対象にしているのでしょう?テレビを見ているのは老若男女問わず、ITに関わらない
人もいるはずです。そんな人に「クラウド」を説明してどうするの?って思うのです。
私達はITにより色々なサービス・恩恵を受けられるようになりました。身近なところではICカードの
乗車券、ETC、メール、ネットショッピング、などなど。これらのサービス実現にクラウドはもはや
欠かせない技術になっています。しかし言ってみれば「クラウド」ってそれを実現する単なる
プラットフォームであって、使う人からみたらそれが動くコンピュータがどこにあろうが関係ないと
いうのが、そもそもクラウドの本質のはずです。(サービス内容によってはセキュリティを気にする
ことはありますが)それを前面に出して、『うちはクラウドやってます』みたいなCMで一体何が
言いたいのか?ちょっと理解不能。。。
クラウド=最先端の技術 みたいな単なるイメージ戦略なんでしょうかねぇ?
Posted by 福岡で働くIT屋 at 07:39│Comments(0)
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