2010年12月21日
オンデマンドバス -これも新しい共有の形!?
この呼び方は初めて聞きました。要は路線バスの様に決まった時間に決まったルートのみを
運行するのではなく、乗客の希望に合わせて必要な時に必要なルートを通るというものらしい。
よく聞く田舎のバス(停留所の無いところでも乗降できる?)に近いかもしれません。
実はこの方式、利用者側からすると好きな時間に好きな場所で、しかもバスということで安く
利用できるということで30年以上前から多くのバス事業者で試されてきたそうです。
しかし実際に運用してみると遅延が発生したり、予約を受け付けるオペレータが必要など運用
経費が思ったよりも高かったりと問題も多く、広く普及はしませんでした。
CO2削減など社会的意義も大きいのですが。。。
それがまた最近になってITを活用して実証実験が行われています。
(詳細はこちら)
過去にはオペレータが行っていた予約受付、配車指示、運行ルート指示などをITで自動化する
ことでコストを抑えると共に、過去の実運行データを基に所要時間をある程度正確に予測し、
定時制を守ることができるということです。
これが本当に実用化できれば、民間事業者が撤退した過疎地域やコミュニティーバスを運行
している自治体では住民・行政共に助かりますよね。乗客が居ない時には走らせる必要が無い
のだから環境にも優しいし。
まだまだ課題はあるでしょうが、是非実現してほしい取組です。
これもITを活用した新しい時代のシェア<共有>と言ってもいいかもしれませんね。
#ところでふと思ったんですが、実運行データを基に正確な所要時間を予測するって、今のバス
#事業者にできないんだろうか?確か福岡の某社は既にGPS付けてるんだし。
Posted by 福岡で働くIT屋 at 07:39│Comments(0)
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