2010年10月31日

ゲーム理論の入門書

若干体調悪く、横になりながらさらっと読んだ本。
MBAで学ぶ 負けない戦略思考「ゲーム理論」入門 (フォレスト2545新書)

何年か前に本を読んだきりで、イマイチ理解が浅い状態なので再度入門という意味で今回購入。
確かに頁数も少なくさらっと読めましたが、取っ掛かりとしては良書でしょう。

個人的に面白かった点をあげると、
・プロローグのじゃんけん戦略
 どこかの教授が学生を使って11,567回のジャンケンの結果を分析したところ、
  グー 35%
  チョキ33.3%
  パー 31.7%
 らしい。これからすると、グーが出やすくパーが出にくい。ということはじゃんけんでは
 パーを出すを勝つ確立が高いらしい。(といってもわずかの差ですが)
 さらにアイコで次に同じ手が出された確立が22.8%と少ないので、あいこになった次は
 あいこになった手に負ける手を出すと勝つ確立が高いとのこと。
 こうやって、確立から勝てる方法を導くのもゲーム理論の1つ。
 次回やってみよう!
・第3章の、ルールを自分に都合よく変えるという点
 よく知られているスキージャンプの例があげられてますが、これをアンフェアとみるか、
 当たり前と取るかは国民性の違いでしょうね。後は国の力関係もあるかも。(欧米が
 逆の立場を許すかという意味で)
 ただこれって、中小企業の戦略にも繫がるところがあるように思いません?
 大企業と同じ手法・土俵で勝負して勝てれば気持ちいいでしょうが、それはなかなか難しい。
 であれば、自分達に有利なルールに持ち込む、もしくは大企業が参加してこない場で勝負
 するというのは中小企業にとっては常套手段。それ無しには勝てませんから。
 ただ、基本ができている前提ですが。。

そんな感じで、量は多くないですし難解な記述も無い、身近な例を多数挙げて説明されてる
本ですが、読んでみると色んな気付きがある本です。
社会人だけでなく学生にもお勧め。うちの子が高校生だったら読ませるかな。

<目次>
プロローグ 戦略的思考「ゲーム理論」の基本
第1章   勝つ者の「戦略的思考」「戦略的行動」
第2章   タダで成果を得る思考’相手のタダ乗りを許さない思考
      ~ゲーム理論の「合理的な豚」とは?~
第3章   ルールは自分に都合よく変えれば絶対に勝てる!
      ~プレーしやすい状況を作る方法~
第4章   負けない戦略
      ~リスクを管理する思考力~
第5章   勝つための正しい判断力





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Posted by 福岡で働くIT屋 at 17:39│Comments(0)
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