安全への取り組みは品質管理と根本は同じ

福岡で働くIT屋

2010年06月23日 07:39

タイトルだけ見たら何のこっちゃ?ですが。。。

先日書店をウロウロしてて、ふと目に付いた本。
KGビジネスブックス TEAMで安心を育てる ヒューマンエラー対策からリスクマネージメントへ
出張の往復機内で読んでみました。

本のタイトルは「安心」ですが、内容はANAにおける安全への取り組みについて。
ただ、具体的にどの様な作業をしているかではなく、組織(ANAではTEAMと呼んでいる)としての
考え方・文化についての内容です。
例えば、
・マニュアルを確認する(慣れていても、手順を確認する)
・問題を隠さない(叱るのではなく、問題を発見したことを褒める文化)
・個人のスキルに頼らず、組織として仕組みを作る。
・問題があれば、検証して、マニュアルを更新する。(マニュアルを外れた例外判断は厳禁)
・従業員教育を徹底する
など。
自分の仕事とは全く関係の無い業種のことなんですが、スラスラ読めたし、書かれている内容も
すっと腑に落ちました。

なぜか?と考えたら、これってソフトウェア(に限らずですが)品質に対する取り組みと
同じなんですよね。

プログラミング能力のようなスキルは各個人の自主学習や経験により向上しますが、品質に
対する考え方というのは、教育や組織としての仕組みがないと身に付かないし、確保もでき
ないということを改めて感じました。
改めて、お客様に満足して使っていただけるシステムを作るためには、この様な活動も
コツコツとやっていかなければ!



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