ちょっとマニアック?なネタですいません。
そもそもデータセンターってのは、「データセンター(Data Center)とは、
インターネット用のサーバやデータ通信、固定・携帯・IP電話などの装置を
設置・運用することに特化した建物の総称。」(wikipediaより)のこと。
このブログもどこかにあるデータセンター内のサーバにて運用されてるはず。
最近流行の「クラウド」もデータセンター内のサーバで運用されます。そして
クラウドサービスの価格はデータセンターの運用費に左右されます。
有名なところでGoogleやAmazonなんかは広大な敷地に巨大なセンターを作るこ
とで運用コストを下げてますが、日本のデータセンターは都心にあることが多く、
その為土地代や人件費が高いため、サービス自体の価格がどうしても高くなって
しまいます。
そんな中、インターネットプロバイダの「さくらインターネット」が北海道石狩に
巨大データセンターを建設すると
発表しました。
なぜ石狩かというと、
・土地が安い
・人件費も安い
・冷房費(電気代)が安く済む
の3点が、大きな理由みたいです。
特に3番目の冷房費について、コンピュータって結構熱を出し、且つ熱に弱いので
データセンター内というのは一年中温度を下げておく必要があり、その分の電気代
が馬鹿にならないのです。
今回、石狩という地の利を生かし、気温の低い外気を利用したり、冬の雪を冷房に
使ったりして、電気代を節約するそうです。
また運用管理を行う人もそれなりに必要ですから、雇用にも繋がります。
多分今後追従してくる企業が出てくるでしょう。それによって、日本企業によるクラウド
サービス価格の低下と北海道の雇用促進に繋がれば、一石二鳥。
今現在、海外のクラウドサービスを使う上で一番のネックは通信の遅さだと思うのですが、
国内であれば、それも解消されますし、その点でも利用者メリットもありますしね。